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台湾に仕入れの旅に出て来ました!
日本では手に入りにくい食薬&生薬の仕入れと話題の台湾グルメをチェック。

1番のお目当は「当帰芍薬散」に使われている「当帰」です -  写真の左下
もう1つが「杏仁豆腐」の原材料「杏仁」 - 写真左上

日本では「杏仁霜」としてパウダーで販売されていますが、糖類やコンスターチ、全粉乳、香料までが混ぜ込まれていて、杏仁100%はなかなか手に入りません。

原材料名を見てみると、なんと一番主役のはずの「杏仁」は5種類の材料の内の3番目に記載されていて。。。!?

原材料名は、分量の多い順に記載するという約束があるので、主役よりも糖類やコンスターチが主原料というのが実情な訳なのです。
そんな訳で100%の「杏仁」。新鮮な香りと薬効を保持できようにパウダーではなくホールを選んで買って来ました。

写真上中央は、タイでは生の果物「ラムヤイ」として売られている「龍眼肉」。食べ過ぎると目ヤニが出るとタイ人はよく言いますが、漢方養生学では、安神効果、つまり精神をなだめるお薬としてストレスや不眠などに使われます。生薬として使われるのは、燻製乾燥状態のもの。龍眼の木や葉っぱで燻ったものなんです。

そしてもう1つのお目当が玫瑰花(マイカイカ) - 写真右上
ハーブでおなじみのローズヒップの花弁です。女性特有の血の不調に使われます
とにかくバラのような香りと鮮やかなピンク、お茶に入れるだけでも素敵な気分に。こういう気持ちの変化がスパイスや食薬の1つの効果だなって改めて感じます。

そして最後に写真右下、生薬の「黄耆」です。
見た目はごぼうをスライスしたような感じ。薬膳鍋にも入っています。
仕入れの予定はなかったのですが、なぜか乾物や生薬の問屋街「迪化街」のどの店でも売られているので、試しに買ってみなきゃ!! という感じの購入です。

エネルギー不足による代謝の悪さを改善してくれるので利尿作用や脂肪の排出など、ダイエット効果を期待した使い方が地元人気なのかもしれません。
1つ1つの食薬については、また別途ご報告して行きたいと思います。