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新年明けましておめでとうございます。
皆さんは元旦にお屠蘇をめしあがりましたか?
「屠蘇」は中国から伝わり、「蘇」という鬼を屠る(ほふる)ということから、1年間の邪気を払うという意味が込められているそうです。このため、無病長寿祈願として日本でも古くから元旦に家族で東を向いて頂き、1年の家族の健康を祈るのが慣しとされてきたそうです。

お屠蘇は5~10種類の薬草を酒やほんみりんに1晩浸した生薬酒ですが、その生薬の種類は様々、一般的なもので

「紅花・防風・蒼朮・陳皮・桔梗・丁字・山椒・甘草・桂皮・茴香」

などがあげられています。古くはトリカブトなども配合されていたそうですが、毒性が強いので今は配合されないようですね。

上記にあげた生薬の中で、
紅花や陳皮、丁字(クローブ)、山椒、桂皮(シナモン)、茴香(フェンネル)は、皆さんもご存知のスパイスです。

お屠蘇のためだけに生薬を手に入れるのは大変ですが、普段使っているスパイス数種で簡単にお屠蘇が作れますので、今年お屠蘇で健康祈願をされなかった方も、是非来年は家族でお屠蘇を召し上がり、1年の健康祈願をしてください。

薬理効果としても、健胃作用のあるスパイスが中心となっています。年末から年初にかけての食べ過ぎやお餅でもたれる胃を保護する実利的な効果も兼ね備えています。昔の人の知恵は素晴らしいものだなぁと改めて関心させられますね。

今年は、陳皮、山椒、シナモンの3種でお屠蘇を作りました。
陳皮を中心にシナモンは少なく、山椒の香りと辛味で味を締めます。

今年1年の皆様の健康と幸せをお祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。